米国聖公会第Ⅴ管区 ミズーリ教区
米国中部にあるミズーリ教区は、1819年に現在の主教座聖堂であるクライスト・チャーチが設立され、1835年に米国聖公会総会の決議によって伝道教区に、1840年には教区として組織された。1980年代に女性の司祭職叙任問題や新しい祈祷書(1979年)を巡って教区は混乱し、教会員数も一時低下したが、1990年代には牧師の人事異動、教区スタッフの再建、会衆の教育訓練、大都市セントルイスでの聖公会の存在意義を高めることなどを通して再建された。現在は青少年に対する活動、地域の保健衛生プログラムやパリッシュ看護師の働き、貧しい人々への支援、「オアシス・ミスーリ」と呼ばれる聖書の学びを通した会衆教育などに力を入れている。現在49教会、信徒数約15,000人で、聖職数138人。