ブラジル在住聖公会信徒のための礼拝所が1810年に作られ、ブラジルの政教分離後の1889年に福音伝道の働きが始まった。ブラジル聖公会は1965年に成立した、ポルトガル語を用いる数少ない教会の1つである。1990年に起きたブラジルの社会的経済的諸問題によって「宣教における共働協議会」が開かれ、教育・奉仕・発展の3つに優先的に焦点をおくようになった。
南ブラジル教区は1950年に宣教地区が3つの教区に分かれて成立した。現在は17教会区と15伝道所、信徒数約13000人で、数人の男女の聖職と信徒奉仕職の人々が司牧している。教区は礼拝生活、福音伝道、牧会とキリスト教育に重点を置いて活動している。